星読みのやり方って？初心者でも簡単にわかる基本の3ステップ

星読みって難しい？小さなステップからスタートしてみよう！

毎月の運勢や気になる人との相性、自分に合っている仕事や人生をうまく生きる方法など、星が読めたら自由に調べることができるのに…と思ったことはありませんか？

SNSや雑誌の運勢占いは大衆向けに作られていますので、どんなに丁寧なものでも大まかな分類で鑑定されています。

人は誰でも自分だけの星の地図（ホロスコープ）を持っています。
星を読む技術があれば、じっくりとより詳しく自分の運勢や相性を調べることができるのです。

でも占いって学びとしてはちょっと特殊で、最初の一歩からつまずいてしまうことが多いようです。

例えば、

・学びたい気持ちはあるけど、どう始めたらいいかわからない
・本格的ではなく、もっとゆるく始めたい
・調べてはみたけど、専門用語の羅列で心が折れた
・始めるきっかけがつかめない

実際に星読み講座を担当していた時は、そんな声をよく耳にしていました。
せっかく興味をもったのに、始める前に終わらせてはもったいないですよね。

この記事では初心者でも簡単に始められるように、

• ホロスコープの出し方
• 星読みのパーツの攻略
• ホロスコープを読む

の3つのステップで星読みのやり方をご紹介します。

【星読みのやり方①】自分のホロスコープを出してみる

ホロスコープはあなたが生まれた瞬間の星の地図

星読みを始めようとするとまず最初に出てくる「ホロスコープ」について、少し説明しますね。

ホロスコープは、ギリシア語の「hora＝時間」と「skopos＝観察者」に由来がある言葉で、星読み（占星術）における各個人を占うための「天体の配置図」です。

生まれた時の情報（生年月日・時間・場所）からその瞬間の星の配置を切り取り図面化したもの、つまりあなたが生まれた瞬間の星の地図なのです。

星読み（占星術）では、このホロスコープを使って

・それぞれの星はどの星座にあるのか
・星と星の関係性はどうなっているのか
・ホロスコープ全体のバランスはどうなっているのか

などを読み込み、個人の内面や状況に投影して鑑定していきます。

星読み＝「ホロスコープ読み」であり、ホロスコープに全ての情報が書き込まれているといっても過言ではありません。

無料ホロスコープ作成サイトで作成してみよう

インターネットで検索してみると、無料で使えるホロスコープ作成サイトはたくさんあります。

星読みのレベルによって使いやすいサイトは変わりますが、初心者が使いやすいサイトとして「メトロポリタン占星術」を使ってみましょう。

このサイトのおすすめの理由は

• 入力する情報がシンプル
• ホロスコープのデザインもすっきりしていて読みやすい
• ワンクリックで詳しい情報も見ることができる

スマホでも使いやすく、ホロスコープをサクッと確認するのに便利です。

では、早速作成してみましょう。

ホロスコープ作成サイトはこちら
メトロポリタン占星術

手順1：生年月日・出生時間・出生場所を入力する

ピンクの囲いの部分に生年月日・出生時間・出生場所を入力して、「ホロスコープを作成」のボタンをクリックしましょう。

手順2：ホロスコープが作成されました！

ここに作成された円のなかに記号が入った図があなたの「ホロスコープ」です。

念のため、左上の日時の表示が自分が入力した情報を一致しているかを確認しましょう。
次に円の下部「このホロスコープの詳細」をクリックしてさらに詳しい情報を見てみます。

手順3：ホロスコープの情報が文字で確認できます

このページを下にスクロールすると、文字での情報が確認できますよ。

「天体の位置」では、

・星（天体）がどの星座（サイン）にいるのか
・星（天体）がどのハウスにいるのか

がわかります。

この情報を使って、自分のホロスコープを読んでいきます。

【星読みのやり方②】星読みで大切な3つのパーツを攻略する

星読みでは、3つのパーツの組み合わせてホロスコープの特徴を読みこんでいきます。

1. 星（天体）
2. 星座（サイン）
3. ハウス

この3つはそれぞれ10〜12個に分類されているので、組み合わせは1000通り以上です。
ではそれぞれの役割と意味を説明していきますね。

星読みのパーツ1：自分の中の10人チーム・星（天体）

太陽や月、水星や冥王星などの星は、占星術では「天体」と呼ばれます。
「天体」は星読みの主役であり、全部で10個それぞれに役割を持っているのです。

この10天体は、自分の中の役割を担っている10人のチームと例えられます。

自分を動かす10天体はこんなチームです。

・太陽：人生の目的、目指すべき方向、自分らしさ、主体性
・月：無意識、内面、感情、幼少期、インナーチャイルド
・水星：コミュニケーション、思考、情報、好奇心
・金星：美意識、楽しみ、恋愛、調和
・火星：闘争心、行動力、怒り、情熱、意欲
・木星：拡大、発展、幸運、豊かさ
・土星：超えるべき壁、試練、制限、コンプレックス
・天王星：革命、変化、イノベーション、自由
・海王星：夢、幻想、イマジネーション、理想
・冥王星：死と再生、抗えない変化、変容

星読みのパーツ2：星が持つ12の性格・星座（サイン）

10の星（天体）のチームはそれぞれどの星座にいるのかによって性格が変わってきます。

同じ太陽でも、双子座と蠍座では雰囲気も考え方も発言も全く変わってしまうのです。
また、チーム内で星同士の相性もありそうだし、チームワークにも関わってきそうですよね。

そのくらい星座（サイン）って大事な要素なのです。
それでは、どんな性格があるのか見ていきましょう。

・牡羊座：決断力、行動力、情熱、トップバッター、スピード、チャレンジ
・牡牛座：五感、マイペース、安定、美意識、粘り強い、おだやか
・双子座：好奇心旺盛、軽やか、臨機応変、情報通、コミュニケーション
・蟹座：思いやり、母性、面倒見がいい、愛情深い、繊細
・獅子座：自己主張、リーダーシップ、カリスマ性、自己肯定感、プライドが高い
・乙女座：几帳面、分析力、完璧主義、正確性、細やか、献身的
・天秤座：社交的、バランス、協調性、公平さ、美的センス、平和
・蠍座：洞察力、集中力、ミステリアス、秘密主義、とことん掘り下げる
・射手座：楽観的、柔軟、知識欲、自由奔放、ポジティブ、冒険
・山羊座：誠実、堅実、努力、勤勉、野心、強い意思
・水瓶座：個性、博愛、オリジナリティ、論理的、エキセントリック
・魚座：直感力、感受性豊か、自己犠牲、イマジネーション、不思議

星読みのパーツ3：星が活躍する12の場所・ハウス

星（天体）は星読みの主役で、星座（サイン）は星の性格を決める重要な要素。
では、ハウスってなんでしょうか。

ハウスは、活躍する場所・舞台です。

「星座」的な性格の「星」がどんな「場所」で活躍するのかを知ることができます。

具体的に12個のハウスを見ていきましょう。

・1ハウス：自分自身・始まりの部屋
・2ハウス：所有物・お金の部屋
・3ハウス：学び・コミュニケーションの部屋
・4ハウス：家庭・ルーツの部屋
・5ハウス：クリエイティブ・ときめきの部屋
・6ハウス：義務・調整の部屋
・7ハウス：パートナーシップ・人間関係の部屋
・8ハウス：譲り受けるものの部屋
・9ハウス：精神的成長・探求の部屋
・10ハウス：人生の目標の部屋
・11ハウス：未来と友好関係の部屋
・12ハウス：目に見えないもの・秘密の部屋

【星読みのやり方③】ホロスコープを読んでみる

まずは自分のホロスコープをみて、

・星（天体）がどの星座（サイン）にいるのか
・星（天体）がどのハウスにいるのか

を調べましょう。

例えばこのホロスコープの場合、

「太陽」は「山羊座」「9ハウス」

となっています。

同じように、月〜冥王星までの10天体分を確認してくださいね。

それぞれのパーツの意味を理解する

まずは、星（天体）・星座（サイン）・ハウスそれぞれの意味を深めていきましょう。

例えば、

太陽：人生の目的、目指すべき方向、自分らしさ、主体性（天体は主役）
山羊座：誠実、堅実、努力、勤勉、野心、強い意思（サインは性格）
9ハウス：精神的成長・探求の部屋（ハウスは場所）

というように、それぞれの意味を理解します。
（）内のようにそれぞれのパーツについても確認しておくと頭の中が整理されますよ。

それぞれのキーワードや意味はひとつではなく表現もさまざまです。
ひとつの情報で「当たった」「外れた」と判断するのではなく、いろいろな本やサイトをみてたくさんの言葉に触れてみましょう。

その中からしっくりくる言葉を選んで覚えてみることをおすすめします。
イメージが定着し始めたら、徐々に使える言葉を増やしていくと良いですよ。

パーツの組み合わせのイメージを膨らませる

それぞれのパーツを理解したら、それを組み合わせてイメージを膨らませていきます。

例えば、

太陽＋山羊座＝しっかり者で着実に積み上げることができる。仕事ができそう。
太陽＋9ハウス＝海外で活躍しそう（9ハウス＝海外・旅という意味もある）。
太陽＋山羊座＋9ハウス＝グローバルな会社で重要なポジションに就いていそう。

というように、連想ゲームのようにイメージを広げていきます。

この時はまだきれいに言語化しなくて大丈夫です。
できるだけイメージを膨らますことに集中しましょう。

イメージを言語化して表現する

パーツの組み合わせのイメージが膨らんできたら、それを言語化していきます。
自分の中にあるイメージを人に伝わるように言葉を選んでいきます。

ここでは「正解」はなく、自由に膨らませたイメージを自分の言葉で表現してみてください。

例えば太陽＋山羊座でも、

・野心的に何かをやり遂げる
・伝統を守って次世代に受け渡す（山羊座＝伝統という意味もある）
・会社の重役になって人や社会を動かす

など、表現は様々なのです。

自分にとってどんな言葉がしっくりくるのかを感じながら、言葉を紡いでみましょう。
それがあなたの星読みです。

ゆるく星読みを独学したい人向けのサポートツール4選

初心者向けのわかりやすい教科書「星占い入門」

女性雑誌の占いなどを執筆している占い師・真木あかりさんの本。
情報量も多くなく装丁やデザインもかわいいので、ゆるく星読みを始めたい方にはおすすめの入門書です。

それぞれのパーツの説明から運勢の読み方までやさしくシンプルに解説されているので、ゆるく長く使える本ですよ。

ワーク式で楽しく学ぶ「マイ・ホロスコープBOOK」

本に書き込むことができるワーク式のホロスコープ本です。
ホロスコープのどこを読むと何がわかるのか、実際に手を動かしながら知識も身につきます。

My Calendarの本シリーズ、有名な占星術家・賢龍雅人さんの著書なのでしっかりとした内容ですよ。

ラジオ感覚で星読みの世界をインプット「宇宙詠みステーション」

占星術師のMaribrengaël（マリブレンガエル）さんとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaさんのゆるい掛け合いが癖になるYouTubeチャンネル。

独特な切り口で占星術の知識を伝えてくれるので、基本的な知識を学びながら＋αで聞いておくと、より深く広く星読みの世界を楽しめますよ。

リンクはこちら
宇宙詠みステーション

無料なのに情報たっぷり「星読みテラス」

「命日占い」でおなじみのかげした真由子さんが監修している星読みのWEBサイト。
星読み（占星術）を学びたいと思ったら、「星読みテラス」はブックマークしておくと便利です。

初心者でもわかりやすく解説してくれていますし、細かい解釈例も拾えるので辞典のように使うと学びが深まりますよ。
何かの講座で学ぶよりはマイペースに必要な情報を取り出せるので、ゆるく星読みをスタートしたい人にはぴったりです。

リンクはこちら
星読みテラス

マイペースに自分のホロスコープを読み込んでいこう！

星読みのやり方についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか？

星読みを始めるには、

1. ホロスコープを出してみる
2. 星（天体）・星座（サイン）・ハウスを理解する
3. パーツの組み合わせのイメージを膨らませて言語化する

この3つのステップを練習してみてくださいね。

星読みの世界はとても広く深いので、最初の一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。